投稿日:2019.04.13 カテゴリー:発酵コラム
【本物のみりんを使っていますか?】
「みりん」ほど分かりにくい調味料はありません。
お酒コーナーにあったり、「みりん風」とか「みりんタイプ」とか、何だか違いが分かりづらいですね。
みりんは、基本的に3種類に分けられます。
●本みりん
米、米麹、焼酎が基本の原材料。
発酵の力で甘味が引き出された甘い酒。アルコール分は約14%。
●みりん風調味料(新みりん)
穀物を原料とした甘い液体に、化学調味料や添加物を加えたもの。アルコール分は約1%未満。
●発酵調味料(塩みりん)
塩水中でアルコール発酵させた液体に甘味を加えたもの。アルコール分は約14%。
本みりん以外は酒ではない為、酒税がかからず安価で売られており、スーパーなどで広く出回っています。
塩みりんはアルコール数が本みりんと同じですが、塩を含んでいるため飲料ではない=酒ではない、という事になります。
分かりづらいですね。
本みりんは時間をかけて発酵させ、自然な甘味を引き出す為、製造コストも高く、販売価格も高めです。ただ、味や香りは抜群で、料理の仕上がりも全く異なってきます。
どれが一番良いのかは人によって違いますが、安価の理由を知り選択する目を持つと、普段のお買い物も楽しくなりますね!
以上、発酵ライフアドバイザープロフェッショナルの原坂でした!