これからの時期にうれしい発酵食品といえば、キムチ。
善玉菌で代謝アップ、新陳代謝が促進され、必然的に冷えも改善すると言われています。
本来キムチは冬の少し前に漬け始め、雪の下でじっくりと熟成させる保存食でした。
厳寒期の朝鮮半島で、塩漬けした野菜にサンショウやニンニクなどの香辛料が付け加えられるようになったものが原型と言われており、16世紀ごろ日本からに唐辛子が朝鮮半島に広まったことを機に、サンショウの代用品に、加工や栽培が比較的簡単な唐辛子が使われるようになったのです。
なんと!キムチのルーツが日本にも関係していたとは驚きですよね。
さて、そのキムチ、どのくらいの種類があるかご存知ですか?
その数は100とも200ともいわれています。
トマトまるごとキムチや、ラフランスのキムチ、梅干しのキムチまで、ありとあらゆるものがキムチになっています。
<代表的なキムチ>
センキムチ(생김치)
王道の白菜キムチ!常備菜として食べられる熟成があまり進んでないキムチです。
コッチョリ(겉절이)
チョレギともいい、白菜やレタスなどの野菜を塩で浅漬けや塩揉み、もしくはカットのみで、唐辛子の入ったタレで和えた浅漬けキムチです。
ムグンジ(묵은지)
漬けてから長時間経った古漬けキムチ。そのまま食べるには酸味が強すぎるため、煮物や鍋料理などに活用されます。
大根キムチ(カットゥギ、깍두기)
いわゆるカクテキ。角切り大根で作るキムチ。
かぶら大根のキムチ(チョンガッキムチ、총각김치)
長さ10cm程度の小さな大根を丸ごと漬けたキムチ。
きゅうりキムチ(オイキムチ、오이김치)
きゅうりに十字の切り込みを入れ、にらやねぎで作った薬味をたっぷり詰め込んで作る具沢山のキムチ。
大根葉のキムチ(ヨルムキムチ、열무김치)
ヨルムと呼ばれる根が大きく生育する前の間引き大根で漬けるキムチ。
白キムチ(ペッキムチ、백김치)
唐辛子を使わないあっさり味のキムチ。韓国ではメジャーなキムチの一つです。
トンチミ(동치미)
いわゆる水キムチ。
丸ごと、または大きめに切った大根を塩水に漬け、熟成させた水キムチの一種。
ねぎキムチ(パキムチ、파김치)
青ねぎの一種であるわけぎ(チョッパ)を唐辛子粉や塩辛、にんにくなどで作った薬味で漬けたキムチ。
からし菜のキムチ(カッキムチ、갓김치)
やわらかい葉とツンとくる独特の香りが特徴のからし菜(カッ)のキムチ。
エゴマの葉キムチ(ケンニッキムチ、깻잎김치)
シソの葉に見た目がよく似たエゴマの葉(ケンニッ)で漬けたキムチ。独特の爽やかな香りとほろ苦さが特徴のエゴマの葉に、魚醤と唐辛子粉などで作った薬味を塗って熟成させます。
ポッサムキムチ(보쌈김치)
白菜で海鮮やナツメ、栗、梨、松の実などを贅沢に包んだキムチ。
イカキムチ(オジンオチョッカル、오장어 젓갈)
キムチ同様、唐辛子粉を加える作り方や真っ赤な見た目から、日本ではイカキムチの名前で知られていますが、実はキムチではなく「チョッカル(塩辛)」の一種。
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・・・と、ご紹介しきれないほど、多種多様なキムチの発酵の世界。
それぞれの素材と、発酵の加減で、無限のおいしさが広がっているのです!
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目次
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●東京支部池尻大橋校 12/01
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●静岡支部浜松校 12/02
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●中部支部広島校 12/04
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