投稿日:2019.08.16 カテゴリー:発酵コラム
【日本酒のすゝめ vol.2】
今回は日本酒の種類についてです!
vol1はお読み頂けたでしょうか。お酒は奥が深くて面白いですよね。
日本酒の、純米酒と純米酒でない違いは、ご存知ですか。名前の通り、米以外の原材料を使用しているか否かです。
純米酒の原材料は、米、水、米麹なのに対し、純米酒以外の日本酒は、米、水、米麹に、その他法令で定められる原材料です。このその他は、主に醸造アルコールです。
醸造アルコールと聞くと、体に悪いもの、頭が痛くなりそう、というイメージが先行しますが、実はそうではありません。
今は香りを豊かにしたり、味わいをクリアにしたりする目的で添加している蔵元が多いです。
戦後、米を大量に利用して造る日本酒は良くないものとされ、その時に誕生したのが三倍増醸酒と呼ばれる日本酒です。醸造アルコールでかさ増しし、添加物で味を調整した日本酒が発売されました。その文化は現代でも根強く残り、同じ要領や目的で作られた日本酒を飲み過ぎると、二日酔いや頭痛の原因になる事があります。
三倍増醸酒と、きちんとした蔵元が造る日本酒は全くの別物なので、製法と原材料を良く確認して、日本酒選びを行いましょう。
純米酒はお米の味が際立つ味わいなのに対し、醸造アルコールが添加された日本酒はクリアで辛口なものが多いです。
蔵元ごと、日本酒ごとで味わいが異なり、個性も様々です。ぜひいろいろ試してみて、自分のお気に入りを見つけてみて下さい!
次回vol3は、また来週水曜日です。
以上、発酵ライフアドバイザープロフェッショナルの原坂でした!